サイバネットシステム,自動車照明解析・設計ソフトウェア「Lucid Shape」の国内販売を開始


サイバネットシステムは米国Synopsys社の自動車照明解析・設計シミュレーションソフトウェア「Lucid ShapeTM」の国内販売を開始した(ニュースリリース)。

LucidShape™は自動車用ランプメーカの技術者が中心となって開発したもので,2014年2月にSynopsys社が買収したドイツBrandenburg社が開発したプラットフォーム。このプラットフォームは自動車用の前方・後方・信号照明,リフレクターの設計・解析をするLucidShape™と,夜間運転時の照明シーンをリアルタイムでシミュレーションするLucidDrive™ (ルーシドドライブ)で構成されている。

自動車のエレクトロニクス化がますます加速するなか,電機業界などの異業種から自動車関連産業への参入が進んでいる。自動車用照明設計に必要なノウハウや機能が搭載されたLucidShape™プラットフォームは自動車関連業界に新規参入するユーザの自動車照明の設計を強力にサポートする。

また,自動車運転の安全性の追求により,車両の動きや周囲の環境に合わせた緻密な照明制御のニーズもさらに高まっていくと予想されており,LucidShape™とLucidDrive™の組み合わせは,このニーズに対する有効な解決策となるとしている。

同社は,Synopsys社が開発した光学分野主力商品である,光学設計評価プログラム「CODE V™ 」,照明設計解析ソフトウェア「LightTools™ 」、および光デバイス/光通信システム設計解析環境「RSoft™ 」を販売しているが,今回LucidShape™が加わることにより,自動車業界の光学設計向けに総合的な光学ソリューションを展開する。