日本電気硝子の超薄板ガラス「G-Leaf®」が,欧州最大の応用研究機関・Fraunhofer研究機構の傘下の研究所であるCOMEDD at Fraunhofer FEPが開発中の「フレキシブルガラス基板を用いたロールtoロールによる有機EL照明の製造プロセス」に基板材料として採用された(ニュースリリース)。
先頃,その開発成果が,同研究所により国際見本市・会議「LOPE – C 2014」において発表された。
ガラス材料を用いた部品製造の分野において,板ガラスのロールtoロールプロセスは画期的な生産技術であり,同社は、同プロセスによる大幅な生産性向上の可能性をアピールしつつ,「G-Leaf®」のロール巻き技術の開発を進めてきた。
今回の開発成果によって,フレキシブルガラスを用いたロールtoロールによる有機EL照明の量産化が,実現に向け一歩前進した。同社は近い将来「G-Leaf®」が有機EL照明用の基板として活用されることを期待するとしている。
関連記事「旭硝子,厚さ0.05mm・幅1,150mm・長さ100mのガラスをロール状に巻き取ることに成功」「ショット,ロール・トゥ・トール向け超薄板ガラスの開発状況を発表」「コニカミノルタ,今秋よりフレキシブル有機EL照明をロール・トゥ・ロール方式にて生産/販売を開始」