ソディック,金属3Dプリンタを開発

放電加工機などを手掛ける工作機械メーカのソディックは,新製品として金属3Dプリンタ「OPM250L」を開発し,2014年10月から販売を開始する(ニュースリリース)。販売価格は6,500万円~(税抜き)。

今回開発した製品のワンプロセス・ミーリング加工は,金属3Dプリンタによる製造工程を適応した全自動加工方法。金属粉末にレーザをスキャンすることにより溶融凝固し,その後,回転工具で高速ミーリングによる仕上げ加工までを連続して行なう。

粉末金属を溶融凝固するレーザ発振器は,500WのYbファイバレーザを採用し,高速での金属3Dプリントを実現した。加工サイズは幅250mm,奥行き250mm,厚さ250mmの造形物まで加工が可能。

同社はCADやシミュレーションソフトウェアも開発しているほか,射出成型機も取り扱っており,プラスチック成形品などのラインに導入した場合,工程全体の製品を同社で揃えることができる。一連の製造工程成形加工を含めた全ての工程のアフターサービスも担当できるため,プラスチック成形品の製造現場への,実践的な金属3Dプリンタの普及が可能となるとしている。

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