QDレーザ,温度安定量子ドットレーザの開発と商用化がIEEE Photonics Societyの2014 Aron Kressel Awardを受賞

QDレーザは,温度安定量子ドットレーザの開発と商用化が認められ,IEEE Photonics Societyの2014 Aron Kressel Awardを受賞したと発表した(ニュースリリース)。

この賞は毎年,光電子デバイス技術への重要な貢献を果たした個人,またはグループに与えられるもので,主要なシステムの実用化に向け,多大な影響を与えうるデバイス技術が対象となる。 今回は同社の温度安定量子ドットレーザの先駆的開発と,商用化による通信システム市場への先駆的な貢献が評価された。

量子ドットレーザは東京大学・教授の荒川泰彦氏らにより提案された3次元のナノ構造である量子ドットを活性層に用いた半導体レーザで,低しきい値電流,小さな温度依存性,高温動作などの特長を持つ。 同社は富士通と東京大学との産学連携による研究開発成果を基に事業化。

今回の受賞は日本人として2003年以来2回目となる。なお,授賞式は2014年10月13日に米国カリフィルニア州サンディエゴで開催される2014 年のIEEE Photonics Conference(IPC)にて開催される予定。

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