昭和電工は,同社の植物工場ユニット「SHIGYO®ユニット」が,遠藤商事が運営する山形県天童市の大規模植物工場に採用されたと発表した(プレスリリース)。
今回採用されたのは,同社独自の高速栽培技術「SHIGYO®法」と,同技術の効果を最大限に引き出すよう設計されたLED照明やアルミニウム製栽培棚など,野菜栽培に必要な設備をパッケージにした,植物育成に最適な環境をオールインワンで提供する屋内設置型の植物工場システム。この「SHIGYO®ユニット」には導入後の技術サポート(栽培マニュアル等)も含まれており,新規事業として植物工場を開始する場合に適している。
遠藤商事では2012年から植物工場事業への参入を検討していたが,昨年SHIGYO®法を用いた実証試験を行なったところ,複数の品種で高品質な野菜が収穫できたことに加えて事業性も確認できたことから,今回,植物工場の建設を決定した。栽培面積は約2,000㎡で,生産量は日産約4,000株となっている。同工場は,本年9月に竣工し,10月に操業を開始する予定。