ギガフォトンは,液浸リソグラフィ装置用レーザ光源「GTシリーズ」に採用している最先端環境技術「グリーンイノベーション」が,複数の大手半導体メーカから高く評価されていることを発表した(ニュースリリース)。
同社は2000年の創立以来,レーザに環境技術を導入してきたが,2003年に「EcoPhotonTMプログラム」を策定し,これに沿って製品開発を進めてきた。このプログラムはレーザの稼動コストを「消耗部品により発生するコスト」,「ダウンタイムにより発生するコスト」,「環境負荷のコスト」の3種類に分類し,これらのコスト要因を詳細に分析し,継続的なコスト低減を目指す指針を示すもの。
GTシリーズにはインジェクションロック技術が採用されているが,従来のシングルチャンバ技術に比べ,50%の大幅な消費電力の削減を実現する。今後,同社はプログラムに基づき,2019年までに消費電力を現在より50%削減し,消費ガスを75%削減することを目指す。