情報通信研究機構(NICT)とドイツ航空宇宙センター(DLR)は,宇宙における光通信技術に関する研究協力の枠組みを定めた研究協定を締結した。
NICTとDLRは,衛星を用いた通信技術に共通の関心を持っており,特に膨大なデータ量を伝送可能とする宇宙通信技術に注目しているが,今回の研究協力協定の締結を基に,今後,低軌道周回衛星と地上間の大容量光通信の実現に向けて,異なる地点の様々な大気状態による宇宙光通信への影響測定や,天候などに左右されずに宇宙光通信を異なる地点で互いにカバーするサイトダイバーシティ技術など,安定的な光通信を実現するための宇宙通信実験を検討するほか,その他の共通のテーマを特定しながら,情報の交換,研究者の交流,共同研究および研究集会の開催など,効果的に研究協力を深めていくとしている。
詳細はNICTプレスリリースまで。