富士フイルムは、4Kカメラに対応するシネマカメラ用ズームレンズ「FUJINON ZK12×25」を6月下旬より発売する。「ZK12×25」は、シネマカメラで最も普及している35mmPLマウントを採用し、焦点距離25mmから300mmまでを1本でカバーする。
現在、映画の制作現場では、従来主流だったフィルムシネマカメラからデジタルシネマカメラへのデジタル化が進み、撮影機材の入れ替えに伴って最新の性能を備えたシネマカメラ用レンズの需要が高まっている。また、テレビ番組の制作現場では、映像コンテンツの高画質化が進んでおり、4Kカメラの使用頻度が高まると共に、高い光学性能を有するシネマカメラ用レンズが注目を集めている。
今回発売する「ZK12×25」は、トップクラスの12倍ズームを実現し、使用頻度の高い焦点距離である広角25mmから望遠300mmまでの広範囲を1本でカバーする高倍率ズームレンズ。4Kカメラに対応する高い光学性能を有し、さまざまな撮影シーンでの高画質な映像を実現する。
富士フイルム独自の最先端の光学シミュレーション技術を用いて設計された、高精度な大口径非球面レンズを使用。また、ズーム時の収差変動を極限まで抑える「3群ズーム方式」を採用したことで、ズーム全域において映像のひずみを抑制しながら、レンズ中心部から周辺部まで高い解像力を実現し、高画質な映像を制作できる。
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