SEMIは,2013年の世界半導体材料市場が,半導体出荷額が前年比5%減となる中,前年比3%縮小したことを発表した。一昨年から2年連続の減少となった2013年の半導体材料出荷額は,435億ドルだった。
■2012-2013年半導体材料市場(地域別)
地域 | 2012年* | 2013年 | 成長率(%) |
台湾 | 8.97 | 8.96 | 0% |
日本 | 8.24 | 7.29 | -12% |
韓国 | 7.22 | 6.94 | -4% |
その他地域 | 7.17 | 6.76 | -6% |
中国 | 5.50 | 5.70 | 4% |
北米 | 4.75 | 4.75 | 0% |
欧州 | 2.95 | 3.07 | 4% |
合計 | 44.80 | 43.46 | -3% |
ウェーハプロセス材料とパッケージング材料の出荷額は,それぞれ227億6千万ドル,207億ドルだった。2012年のそれぞれの出荷額は,234億4千万ドル,213億6千万ドルだった。前年に引き続き,シリコン,アドバンスト基板材料,ボンディングワイヤの出荷額が大幅に減少し,半導体材料市場の縮小の一因となった。
地域別にみると,台湾は,国内にファンドリーとアドバンスト・パッケージの拠点があることから,前年からの成長はないものの,4年連続で世界最大の半導体材料市場となった。北米の材料市場も前年比横ばいとなった。
中国と欧州の半導体材料市場は,ウェーハプロセス材料を成長要因として拡大した。日本の半導体材料市場は12%縮小し,韓国およびその他地域も縮小した(その他地域は,シンガポール,マレーシア,フィリピンなど東南アジア諸国およびその他小規模市場の合計)。