アトメルとコーニング,次世代機器向け超薄型静電容量方式タッチパネルを共同開発

コーニングインコーポレイティッド と,マイクロコントローラーおよびタッチ技術ソリューションのアトメルコーポレーションは,次世代機器向けにマルチタッチ機能を搭載した超薄型静電容量方式タッチパネルの共同開発を進めていることを発表した。

photo by David Lankford

開発中のタッチスパネルは,アトメルのフレキシブルタッチセンサと,コーニングの耐傷性に優れた0.4mm厚 Corning Gorilla Glassを組み合わせるもの。より薄型の平面または曲面カバーガラスを通して,静電容量方式タッチ性能を実現する。

さらに,アトメル独自の回路設計により,デバイスの縁を狭めることが可能なため,より最適な表示領域が得られる。工業デザイナーにとっては,信頼性や性能を犠牲にすることなく,より滑らかで軽量かつモダンなタッチインタフェースを備えた,電話機,タブレット,ノートPC,その他マルチタッチデバイスを生み出すことが可能になるとしている。

0.5mmより薄いカバーガラスを用いて,比較的高い電気抵抗を持つセンサーシートと最適化されていないコントローラを備えたタッチモジュールは,SN比が低くなり,十分なマルチタッチ性能を発揮できないとされてきた。アトメルの技術 と0.4mm厚または曲面のCorning Gorilla Glassを組み合わせることにより,薄型軽量で耐傷性に優れたマルチタッチセンサパネルを実現するとしている。

このフレキシブルタッチパネルの試作デバイスは,6月3日~7日台湾で開催される Computex Taipei にて展示する予定。

詳しくはコーニング プレスリリースへ。