NTTデータは,米国DigitalGlobe社と日本国内の公共・民間分野を対象とするマスターリセラー(総代理店)契約を締結した。この契約にもとづき同社は,NTT空間情報と共同で,2014年4月より公共・民間分野向けに米国DigitalGlobe社が保有する最高50cm地上解像度の衛星画像を活用した衛星画像提供サービスを開始する。
このサービスは,最大5つの衛星を統合的に運用することによる優れた撮像能力によって迅速かつ的確に撮影を実施する「撮影サービス」と,1999年より撮影されている豊富な蓄積画像を提供する「アーカイブ画像サービス」,および付加価値のある情報コンテンツへ加工して提供する「付加価値サービス」からなる。また,クラウドサービスや地理情報システム(GIS)等のICTサービスと組み合せることで,自然災害への対応,アセットマネジメント,都市計画,農地管理,森林管理の分野など,さまざまな用途に活用できる。
米国DigitalGlobe社は,高分解能の地球観測衛星を5機保有している。衛星の統合的な運用り,1日に3百万km2もの面積(日本の国土の約8倍)が撮影可能。衛星画像の地上解像度50cmは,航空写真に匹敵する解像度で,建物から車一台一台まで判別ができるレベル。また衛星画像の位置精度は,地上測量等による補正をすることなく5m CE90(半径5mの範囲に90%以上が収まる位置精度)を実現しており,補正を加えることで,さらに位置精度の向上を行なうことができる。
詳しくはNTTデータ リリースへ。