新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,製造業系などのベンチャー企業の起業を目指す個人やグループに対し,最大2年間,ビジネスプラン作成の助言や人件費・活動費の支援など,起業家への総合的な支援事業を開始する。起業家精神の旺盛なベンチャー企業がビジネスに専念できる環境を整え,10年後の日本経済をリードする”メガベンチャー”を育てる。
NEDOは,今年度より「研究開発型ベンチャー支援事業」を開始,日本のベンチャーエコシステムで不足している”躊躇している起業家のタマゴの背中を押すような支援”を目指す。具体的には,技術シーズをもとに起業を志す人(スタートアップイノベーター,個人又は2~3名のチームを想定)に対し,事業化を支援する専属の専門人材(カタライザー)を配してビジネスプラン作成のための助言を行なうほか,一人あたり500万円/年程度を上限とした人件費,一チームあたり1,500万円以内/年の活動費(試作品製作、市場調査等)を最大2年間支援する。
最終的には,新事業の買い手・投資元となる大企業・金融機関・ベンチャーキャピタル等に対してビジネスプランのプレゼンテーションを行ない,マッチングを図るための発表会(デモ・デイ)の機会を提供する。
また,既にベンチャー企業を立ち上げている人に対しても,その技術の実用化,事業化に向けてビジネスプランに磨きをかけるための相談・助言提供サービスも開始する予定。期間は2014年度~2018年度までの5年間。事業費は約5億円/年。
詳しくはNEDO ニュースリリースへ。