日本鍛圧機械工業会,ファイバレーザ加工機の安全規格を策定

日本鍛圧機械工業会は,ファイバレーザ光の危険性を防ぐため,ファイバレーザ加工機の安全要求事項を工業会規格「TI105」として策定した。

ファイバ

ファイバレーザ加工機は金属加工分野において導入が進んでおり,従来のCO2レーザ加工機と波長が異なるほか,光ファイバ伝送が可能なハンドヘルドタイプも製品化されていることから,安全性をエンドユーザに周知徹底させる必要がある。一方で,開発するメーカに対しても危険源対策に向けた設計や方策が要求されている。

今回の規格はファイバレーザ加工機の安全な開発と普及を求めるもので,同工業会のレーザ・プラズマ専門部会によって,ファイバレーザ加工機のレーザビーム,加工材料や環境によって発生する危険源,ハンドヘルドファイバレーザ加工機特有の危険源に焦点を当てた防護対策を規定した。また,この規格はISO 11553-1:レーザ加工機の一般的安全要求事項,ISO 11553-2:ハンドヘルドレーザ加工機の安全要求事項にも整合させた。

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