富士フイルム,表皮を培養する受託サービスを行なう再生医療の現地法人を中国に設立

富士フイルムは,中国での再生医療事業を展開するため,上海市に現地法人「富士生物科技(上海)有限公司」を設立した。先進医療技術の臨床応用を承認する中国の先進医療特例制度のもとで,平成27年を目標に,表皮を培養する受託サービスを医療機関に提供していく。

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培養表皮シート:J-TEC HPより

現在,富士フイルムは,日本で唯一再生医療製品事業を展開しているジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)と共同で,経済産業省の「日本の医療機器・サービスの海外展開に関する調査事業」に採択された「中国・タイ王国における再生医療実用化プロジェクト」を推進している。

このプロジェクトは,中国においてJ-TECの開発した日本初の再生医療製品である自家培養表皮を用いた皮膚治療の実用化を進め,またタイでは自家培養軟骨を用いた軟骨欠損治療の実用化を図るもの。今回の法人設立はその一環となる。

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