三菱電機,HUDを用いた自動車向け操作支援インタフェースを開発

三菱電機は,車載機器の新しい操作方法として,ドライバーが実行したい操作を推定する「先回りエージェント」と,一回の音声入力で操作ができる「タッチ&ボイスHMI(ヒューマンマシンインターフェース)」を開発した。これらの「簡単操作インタフェース」により,2回以内,15秒以内で実行したい操作ができる。

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「先回りエージェント」は,操作履歴や運転履歴などを基に,行き先検索や電話などドライバーが行いたい操作を推定して上位3つの候補を表示し,3択ボタンで選ぶだけで操作可能となる機能。データはカーナビやクラウドと連動する。

「タッチ&ボイスHMI」は,「先回りエージェント」で候補がない場合,実行したい機能ボタンを長押しし,音声ガイダンスに従って実行したい操作内容を一回音声入力するだけで操作を完了する機能。

これらの機能を,開発した17.2型(3.3m先に表示)の画像サイズで,日中でも視認性に優れる13,000 cd/㎡以上の高輝度表示ができるHUDにより,走行中でも安全で快適に操作が可能となっている(画素数480×240)。

同社では,2018 年度以降の事業化を目指したいとしている。

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