ソニーら3社,ゲノム情報プラットフォーム事業に向けた新会社を設立

ソニーは,エムスリー,米Illumina, Inc.(イルミナ)と,ゲノム研究を支援するための「ゲノム情報プラットフォーム」を日本において立ち上げるための協業について合意した。ソニーとエムスリーは,マイノリティ出資者であるイルミナとともに,2014年2月末までに新会社「P5」を設立する。

「ゲノム研究」とは,人のゲノム情報を関連する医療情報・健康情報と併せて解析する研究で,疾患原因の解明,新たな医薬品・治療方法の開発に繋がる可能性をもつもの。特に個別化医療と呼ばれる,個人に最適な医薬品の提供や治療方法の実現への期待が高まっており,ゲノム研究の成果の活用が見込まれている。

新会社は,「ゲノム情報プラットフォーム事業」として,日本においてゲノムを解析するサービスを提供するとともに,そのゲノム情報を関連する医療情報・健康情報とともに蓄積し,ゲノム情報を利用した研究を支援する。その結果として,日本の個別化医療やヘルスケアの進展への貢献を目指す。

将来的には,研究支援にとどまらず,ゲノム情報や関連する医療情報・健康情報を個人の医療やヘルスケアに役立てるサービス・プラットフォームを構築することも検討していくとしている。

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