日本電気硝子,中国にFPD用板ガラス製造・販売の新会社を設立

日本電気硝子は,中国に薄型パネルディスプレイ(FPD)用板ガラスの製造,販売を目的とした新会社を2014年上半期に設立すると発表した。同社によると,中国では大型FPD用パネル市場が急速に拡大しており,基板ガラスの需要は今後更に増加が見込まれるとしている。

具体的には,現地にガラス溶融及び成形工程を持つ拠点として「電気硝子(厦門)有限公司」を設立する。同社は現在,中国に上海と広州(※広州は本年春頃に生産開始予定)に2つのFPD用板ガラスの加工拠点を展開しているが,電気硝子(厦門)は,中国における同社初のFPD用板ガラスの溶融・成形拠点となる。

同社は中国国内において溶融からの一貫生産体制を築くことにより,需要動向に的確に対応するとともに,中国市場においてより積極的な事業展開を図る。電気硝子(厦門)で成形した原板は,主に中国国内の加工拠点で加工・販売され,売上は2017年度に約400億円を見込む。

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