富士キメラ総研はディスプレイ関連市場に関する報告書「2013 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望Vol.1,2,3」をまとめた。
それによると,2012年のFPD市場は9兆6,425億円だったが,2013年は11兆7,091億円が見込まれている。ディスプレイ別では,LCD市場は2013年が前年比19.3%増の10兆3,973億円に,OLED市場は同68.7%増の1兆271億円に,PDP市場は同17.8%減の1,915億円になると見ている。
報告書では,タッチパネル市場についてもまとめており,それによれば,スマートフォンやタブレットの需要増に伴い,投影型静電容量式タッチパネル市場は2013年に2兆734億円を見込み,2019年には2兆9,043億円になると予測されている。
スマートフォン/タブレット用タッチパネルは,従来のガラスセンサからイン・オンセル,カバー一体型へのシフトが続く一方,ミドルレンジ以下ではフィルムセンサに注目が集まっている。2013年はITO代替材料としてメタルメッシュやAgナノワイヤ技術が実用化されており,今後は大型タッチパネルの操作性向上に資する技術として期待されている。
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