東芝,撮影後にピント合わせが可能なカメラモジュールのサンプル出荷を開始

東芝は,スマートフォンやタブレットPC向けに1/4インチ500万画素のCMOSイメージセンサを2個搭載し,被写体との距離を撮影と同時に計測,出力できる業界初のカメラモジュール「TCM9518MD」のサンプル出荷を,2014年1月31日から開始する。

1

新製品は2個のカメラを組み込んだカメラモジュールと同社独自開発の画像処理LSIとを使い,撮影と同時に撮影範囲に含まれる被写体までの距離を計測,出力することができる。出力した距離情報は搭載機器のアプリケーションで処理することにより,撮影後の任意の被写体のピント合わせ(リフォーカス),ぼかし,消去などの加工を実現することができる。

また,独自の画像処理LSIにより,500万画素カメラ2個で撮影した画素情報を用いて1300万画素出力を実現している。これにより1300万画素のカメラモジュール1個より厚みが薄くなり,搭載機器の薄型化に貢献できる。

詳しくはこちら。