富士通は,インドネシア国内の海底ネットワークシステム「JaKa2LaDeMa(ジャカトゥラデマ)」において,同社の最新DWDM伝送装置を導入し,回線1波長あたりの容量を従来の10Gb/sから,100Gb/sへと海底ネットワークの大容量化を実現した。
JaKa2LaDeMaは,2010年に同社とドイツの大手総合ケーブルメーカNorddeutsche Seekabelwerke GmbH(NSW社)と共同で,インドネシア最大の通信キャリアであるP.T. Telkom Indonesiaに納入した海底ネットワークシステム。カリマンタン,スラウェシ,ジャワ,バリ,ロンボクの5島を繋いだ全長約1,800kmにわたる。
今回同社は,デジタルコヒーレント技術を用いた最新のDWDM複合型光伝送装置「FUJITSU Network FLASHWAVE 9500」とその監視システム「FUJITSU Network NETSMART 1500」を納入し,同国内の海底ネットワークシステムにおいて初となる100Gb/sの超高速伝送技術を適用した大容量システムを実現した。この増設により伝送容量の合計は従来の90Gb/sから490Gb/sと約5倍になり,将来的にはさらに5倍の2,400Gb/sにまで増強することが可能になる。
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