オプトサイエンスは,米国Bayspec社製の近赤外用分光器「SuperGamutシリーズ」の販売を開始した。
この分光器では高いスループットと高速オプティクスにより,通常のCzerny-Turner反射式グレーティングと比べ約6倍のSN比を達成している。用途に応じシングルもしくは2ステージのTECを使い,-55℃あるいは水冷を用いた-90℃にディテクタアレイを冷却することで超高感度を実現。無償のSpec2020ソフトウェアのほか,ソフトウェアディベロップメントキット(SDK)も提供する。
また光源やファイバプローブなど各種アクセサリーも用意。標準波長レンジは900-1700nmだが,~1950nm, 2050nm,2250nm,2550nmの長波長にも対応する。この他特長としては①可動部分がない,②ハイスピードf2光学系,③Volume Phase透過グレーティング,④900-2500nm内でカスタマイズ可,⑤ディテクタの温度最適化,⑥スリットやフリースペースの入力選択。主な用途はプロセスコントロール,食品安全性,製薬,天文,農産品,リモートモニター,マテリアルサイエンス,バイオメディカル,パーティクル測定,光源検査などとなっている。