自然科学研究機構分子科学研究所准教授の藤貴夫氏らは、アト秒パルスを使用しなくとも、計測対象の光の波そのものを基準とした計測 (自己参照)によって、可視光の波の形を計測することができる技術を開発した。
これは、フェムト秒光パルスの強度の幅を計測する手法と、テラヘルツ電磁波(可視光の千倍長い周期の電磁波)の振動を計測する方法を組み合わせたものであり、これまでになかった全く新しい手法。
この手法によって、光の波を計測することが容易となり、より広い分野に応用できるようになったといえる。一般的な応用の一例としては、光の強度のON/OFFだけなく、波としての振動と向きも使った新しい光通信の手法が開発されるきっかけになることが期待される。
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