パックネット,アジア太平洋地域と米国間で100Gb/sサービスを開始

パックネットは,アジアと米国間において100Gb/sの光メッシュネットワークを展開することに成功したと発表した。これはアジア太平洋地域の大容量光ファイバケーブルシステムにOTN(Optical Transport Network)技術を組込むことによって実現したもの。これにより,企業や通信事業者に対し,アジア太平洋地域と米国の間の10Gb/s,40Gb/s,100Gb/sのサービス提供が可能となる。

新しいバックボーンは海底ファイバインフラと,地上のバックボーン回線を統合し,光ファイバ上でパケット技術とOTNスイッチングをサポートする。これにより,同社は顧客に対し,アジア太平洋地域14都市にあるデータセンターを結ぶ回線網のシームレスなネットワークサービスを拡張,提供する。

同社はEAC-C2Cという36,800kmのアジア最大級の大容量海底ケーブルシステムと,太平洋を横断する9,620kmのEAC Pacificを自社所有している。EAC-C2Cはアジアにおける最先端の光ファイバー海底ケーブルネットワークで,香港,シンガポール,日本,台湾,韓国,フィリピン,中国を含めた地域全体のケーブル陸揚げ局に接続している。EAC-C2Cはほとんどの地域で複数の陸揚げ局を持つことにより顧客に対し多様なルートでネットワーク冗長性を提供する。

EAC Pacificは,東京の近くにある千倉とロサンゼルス(カリフォルニア州)とさらに米国の西海岸にあるPoP(Network Point of Presence)間の回線を提供する太平洋横断ケーブルシステム。EAC Pacificのファイバペアは,太平洋横断を容量毎秒1.92Tb/sまで提供可能としている。

詳しくはこちら。