カシオ計算機の可視光通信技術が,四輪・二輪自動車メーカーのスズキが「第43回東京モーターショー2013」に出展するコンセプトバイク「EXTRIGGER(エクストリガー)」に採用された。
「EXTRIGGER」は,より多くの人にバイクの楽しさを知ってもらうために開発された,気軽に乗れて新感覚の遊びを楽しめる小型電動バイクのコンセプトモデル。スズキはこのコンセプトを実現するために「EXTRIGGER」に楽しい遊び方を提供する情報発信機能を搭載するにあたり,装備が容易でスマートフォンで手軽に受信できる可視光通信技術を採用した。
「EXTRIGGER」の前面と後面2か所に搭載された可視光通信専用の発光装置が点滅して情報を発信する。スマートフォンアプリ「ピカピカメラ」を起動させたスマートフォンを向けて光の点滅を読み取ると,スマートフォンの画面にバイクから吹き出しが出る形でメッセージが表示される。この画面はそのまま写真として保存されるだけでなく,「ピカピカメラ」をインストールしたスマートフォン同士で交換が可能。今後は街のカフェなどに置かれた点滅する光源から発信された情報を読み取って,クーポンを受け取るなどの応用を想定しているという。
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