シーメンス・ジャパン,新型3テスラMRIを発売

シーメンス・ジャパンは,ニューロサイエンス領域などで求められる高度で強堅なMRIシステムへのニーズにも応える,ハイエンド3テスラ(T) MRI (磁気共鳴診断装置)の新製品「MAGNETOM Prisma(マグネトム プリズマ)」の販売を開始した。

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従来のハイエンド3T MRIシステムの最大傾斜磁場強度は45mT/mだが,新製品ではそれを大幅に上回る80mT/mを実現。これにより,超高速イメージング技術のEPI(Echo Planar Imaging)と,拡散強調画像DWI (Diffusion Weighted Imaging),DTI(Diffusion Tensor Imaging)の画質と性能が向上。脳内の神経線維を立体的に可視化するDTIにおいては,最大514軸のMPG(Motion Probing Gradient)と,DSI(Diffusion Spectrum Imaging)が複雑に入り組んだ神経線維の構造をより精密に画像化することができる。

さらに,同社が3T MRIシステムの開発で培ってきたハードウェアソフトウェアの技術をさらに発展させた先進技術のパッケージ「3T PowerPack」を搭載。高性能な傾斜磁場システムにより,様々な脳機能イメージングや,高精細で立体的な神経線維の画像化など,ニューロサイエンス領域で求められる,負荷が高く長時間の連続撮像でも,高い空間分解能と安定性を実現する。

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