フィリップス,循環器用超音波診断装置の最上位機種を発売

フィリップス エレクトロニクス ジャパンは,新型プレミアム超音波診断装置「EPIQ」の販売を11月1日より開始する。希望販売価格は1億円。

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「EPIQ」は、約10年来のロングセラーモデルであるフィリップス社製循環器用超音波診断装置iE33(アイ・イー33)を超える,最上位機種となる超音波診断装置。従来の超音波の限界を打ち破り,これまでをはるかに凌駕する高画質・リアルタイム性を実現する超音波ビームの形成技術(ビームフォーミング技術)「nSIGHT(エンサイト)」に加え,膨大な臨床データベースに基づき短時間で再現性の高い解析データを提供する「A.I.(アナトミカル・インテリジェンス)」を搭載した。

従来のビームフォーミングでは,画像の空間分解能,時間分解能,そして組織の均一性は互いにリンクしており,一つの特性を改善しようとすると,もう一つの特性は逆の影響を受け低下する。「nSIGHT」テクノロジーは,新しいPrecision Beamformerと,Massive Parallel Processingを組み合わせたアーキテクチャ。これにより,従来法より大幅にイメージング性能が向上し,空間分解能は維持したままで,透過性は最大76%向上,時間分解能は213%向上させることが可能になった。特に,これまで診断に十分な情報を得られなかった高い肥満度指数の患者さんに対しても高い性能を発揮する。

また,消費電力を25%カットする省エネ設計,直観的な操作を可能にする人間工学に基づいたデザイン,ハイスペックでありながら高いポータビリティ性を実現した。

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