東京工業大学理工学研究科国際開発工学専攻教授の中崎清彦氏らの研究グループはメタン発酵における急激な性能低下の指標微生物、Geobacter属細菌を見いだした。
メタン発酵の馴養過程で、メタンガス生成速度を定量し、メタン発酵に寄与する微生物群、バクテリアとアーキアの微生物叢変化をDNA解析に基づく方法(PCR-DGGE法)で測定した。
Geobacter属細菌は、アーキアがメタンガスを作るために必要な水素を奪って発酵を阻害する。Geobacter属細菌濃度のモニター結果をもとに、有機物負荷量を調節することで安定的で高効率なメタン発酵が可能になると示唆された。
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