ネットワーク型照明制御システムの年間売上,LEDの普及に押され2020年までに53億ドル超に

グローバル インフォメーションは,市場調査会社Navigant Research(formerly Pike Research)が発行した報告書「Intelligent Lighting Controls for Commercial Buildings: Sensors, Ballasts and Drivers, Switches, Relays, Controllers, and Communications Technologies for Networked Lighting Controls: Global Market Analysis and Forecasts (商業ビル用インテリジェント照明制御技術 – 世界市場の分析と予測)」の販売を開始した。

在室検知センサや光センサを用いたローカルな照明制御も,またネットワーク型照明制御も,双方ともに需要が増大しており,またLED照明システムの普及率も上昇が始まっていて,それとともに商業ビル向け照明制御システム市場は飛躍的な変革期に入っている。Navigant Research 社の調査レポートによれば,世界のネットワーク型照明制御システムの年間売上は2013年の17億ドルから成長を続け,2020年までには53億ドルを超えるまでに拡大するものと予測されている。

Navigant ResearchのリサーチアナリストであるJesse Foote氏は,「ビルの所有者や管理者は,暖房や換気,またエアコンシステムなどを集中監視して管理するという考え方に慣れていますが,照明システムについても同レベルの制御機能を期待するようになっています。この高まりつつある要求に応じられるよう,ベンチャー企業から古参の照明器具メーカに至るまで,さまざまなタイプの企業が照明制御システム市場に積極的に参入してきています」と述べている。

LEDの価格低下によってLED電球の普及率が上昇したのと同様に,照明制御システムの導入も加速するものと同調査レポートは結論づけている。LEDは本来半導体であることから本質的にコントロール性が良く,広範囲に照度を調整でき,制御系とドライバとを簡単に集積化でき,そして瞬時に動作を開始できる。実際のところLED電球の多くは,その機能を実際に使うかどうかは別として,制御機能が組み込まれた形で販売されている。

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