島津製作所は,8インチ角サイズフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載した,血管撮影システム「Trinias(トリニアス)」シリーズの新製品(天井走行式 C8 package・床置式 F8 package・バイプレーンタイプB8 packageの3機種)を発売した。価格はC8/F8 package 3億円~ (税別) ,B8 package 4億5千万円~ (税別)。いずれもシステム構成により異なる。
X線撮影では,撮影部位と検出器までの距離が短くなるほど,より鮮明な画像を取得することができる。今回の新製品は,FPDをより心臓部に密着させることができるので,より鮮明な画像の撮影が可能となると共に,患者の被ばくも低減する事ができる。インターベンション技術の高度化が進む中,鮮明な画像により心血管の治療時間を短縮し,術者の手技をサポートする。
Triniasシリーズは,新たに開発した画像処理エンジンSCORE PRO,同社独自の動きに強い血管強調処理技術SCORE RSM,そして心臓の拍動で常に動いているステントを「固定表示」し,さらに見やすく「強調表示」する最先端のステント留置術支援ソフトウェアSCORE
StentViewなどにより「最高画質」を実現。
また,ワンアクション操作設計および世界最速の操作応答レスポンスにより「優れた操作性」を確保しており,検査時間を大幅に短縮し,患者の負担を軽減する。さらに,7つの被ばく低減機能により,従来に比べて最大40%以上の低線量化を実現し,その他画像バックアップ機能やリモートメンテナンス機能を備えるなど,患者の安全と安心に配慮した。
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