HOYA,ロボット技術を用いた低侵襲手術支援システムのベンチャー企業に出資

HOYAグループは,ロボットによる低侵襲手術支援システム、「MASTER(マスター)」を開発したEndoMaster Pte. Ltd.に対する出資を決定した(投資額は非公開)。

「MASTER」は軟性内視鏡による手術を支援することを目的としており,内視鏡の先端部に取り付けられた2本のロボットアームを,先端部のカメラからの映像を見ながら遠隔操作するシステム。

手元のジョイスティックコントローラを用いてロボットアームを医師の手のように直感的に精緻に操ることで,内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)のような難易度の高い手術をより正確にかつ安全に行なえるよう補助することが可能になる。また,患者にとっては,体表に傷をつけることなく手術を行なう軟性内視鏡下治療が適用拡大される可能性が高まり,精神的,身体的負担の軽減およびQOL向上に貢献することが期待される。

EndoMaster は,医師と共に機器の改良を進めており,2016年の製品化を目指す。

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