東大、南琉球列島の津波再来周期を初めて推定

東京大学大学院新領域創成科学研究科(大学院生)の荒岡大輔氏と、東京大学大気海洋研究所准教授の横山祐典氏、教授の川幡穂高氏および、東北大学災害科学国際研究所准教授の後藤和久氏は共同で、南琉球列島の海岸に多数存在する津波石と呼ばれるサンゴの化石の放射性炭素年代測定により、本地域における過去の津波発生時期を推定した。

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その結果、この地域では約150~400年の周期で過去2400年間にわたって建物や人的被害をもたらす規模の津波が発生していることが明らかになった。

本結果は、この地域で初めて地質記録から津波の再来周期を見積もったものであるため、今回の成果は南琉球列島の将来の津波災害予測や防災計画において有益な情報を提供するものとなる。

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