三菱電機の航法誘導制御技術,宇宙ステーション補給機「こうのとり」に採用

三菱電機は,宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機(HTV4)の電気モジュールの設計・製造を担当しているが,8月4日(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げられ,8月9日頃(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)にロボットアームにより把持される予定のHTV4には,同社の航法誘導制御技術が採用されている。この技術により,秒速約8kmで周回するISSに距離10mまで迫るHTV4の自動接近飛行(ランデブー)を制御する。

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「こうのとり」の航法誘導制御技術は,海外でも高く評価されており,米国航空宇宙局(NASA)が運用予定の米オービタルサイエンス社製無人宇宙補給機「シグナス」の近傍接近システムを9機分受注しており,初号機が本年9月に米国から打ち上げられる予定。

また,今後はこの航法誘導制御技術の活用・発展により,「こうのとり」に地球への帰還・回収機能を付加し,ISSの利用成果等の地上回収や,有人宇宙活動に不可欠な技術を実証・確立することができる。

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