オスラム,広い青色の色域を持つ車載照明向けLEDを発売

オスラムは,照明デザイナーが指定する色を含む,環境光における自由な色彩の選択が可能になった車載照明向け新マルチチップLED「RGB MultiLED」を発売した。最大波長447nmという非常に広い色域の青色と高輝度が特長。

1

このLEDは,RGB 3色の個別に制御可能なチップから構成されており,中でも370mcdの青色は,市場にあるどのマルチチップLEDよりも高光度となっている。人間の目は特有の感受性により,青色に関しては実際よりも暗く感じるため,この高光度は大きな優位性となる。

青色と緑色はUX:3技術,赤色は最新のThinflim技術により,光がチップから高効率で取り出され,高い光度を実現。例えば青色の高い波長の範囲では,駆動電流20mA時に最大560mcdを達成している。チップと半田ポイント間の標準熱抵抗は青色と緑色で127K/W,赤色で96 K/W。

このMultiLEDは特に車載向けに開発され,長期利用の可能性を念頭にした設計,向上した耐腐食性 ,内蔵のESD保護ダイオード(2kV)などを備え,車載関連認証部品のあらゆる要件に対応している。標準表面実装パッケージのサイズは3.3 x 3.0 x 1.8mmで,既存製品と同じとなっている。

詳しくはこちら。