金沢工大,オーストラリア大陸縦断3000kmのソーラーカーレースに参加

金沢工業大学夢考房ソーラーカープロジェクトは,2013年10月6日(日)から開催されるソーラーカーによるオーストラリア大陸縦断3000kmのレース「2013  World Solar Challenge」に参戦する。「World Solar Challenge」(WSC)はオーストラリ大陸3000kmを縦断する世界最大規模のソーラーカーレースとして知られ,北部のダーウィンから南部のアデレードまで一般車両も走行する公道を走行しタイムを競う。

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夢考房チームは同大会で過去1999年に初出場し総合5位(日本勢1位),2001年は総合9位(日本勢2位)という成績を収めており,今回は12年ぶりの3度目の参戦となる。

レース車両が使用する太陽電池セルのエネルギー変換効率は約20%。連結とラミネートのモジューリングによって効率は1~2%低下してしまうが,今回学生がWSC仕様モジュールのために,連結に使用する電極材料やラミネートに使用するフィルム材料を調査・研究し,効率悪化を0.5%にまで縮めた。

WSC仕様の車両「KIT  Golden Eagle 5」の太陽電池モジュールの性能は実際の測定値で1050W(5.4㎡,日射強度1000W/㎡時)。オリンピアクラスで準優勝した「ソーラーカーレース鈴鹿2012」に参加した車両の970W(5.2㎡)よりもさらに向上させている。

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