放医研、PETを用いて神経細胞のダメージを画像化することに成功

放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター技術員の由井譲二氏らは、同センターで開発したPET薬剤[11C]ITMMを用いて、脳梗塞の前段階といえる、一時的に血流が止まった状態を引き起こしたモデルラットにおいて、血流が一時的に止まった部位での神経細胞のダメージの画像化と治療薬の治療効果確認に成功した。

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この研究手法は、従来の手法と比べ神経細胞そのもののダメージを捉えており、脳梗塞をはじめとする各種の脳神経疾患の発症、進行の機序解明及び脳保護治療薬の開発と治療効果判定に関して有効な手段となると期待される。

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