医療関連業務向けタブレットPCデバイスの世界市場,2013年は17億米ドルに拡大

グローバル インフォメーションは,市場調査会社Kalorama Informationが発行した報告書「The Market for Tablet PCs In Healthcare(医療におけるタブレットPC市場)」の販売を開始した。

Kalorama Informationによれば,医療関連業務で使われるタブレットPCデバイスの世界市場規模が2013年には前年を27%近く上回り,17億米ドルに拡大する見通し。医療関連市場の調査・出版企業である同社では,この成長を促しているのは資格を持った医療専門家の不足や,コスト的制約,医療過誤削減策,タブレットPCデバイスの能力の拡大,病院外での医療業務等々,いくつかの要因があるとしている。

Kaloramaの推計には,ハイブリッド型やコンバーチブル型のタブレットPCも含めた,タブレット・デバイスの売り上げ予測が盛り込まれている。医療専門家や医療機関では,医療関連業務の少なくとも50%がこういったタブレット・デバイスを使用している。同レポートによれば,タブレット・デバイスの販売収益は,今後も大きな拡大が続く見込み。医療産業でタブレットがますます多く使われるようになることで,開発・製造企業では性能を高めた新製品の市場投入を続けることとなり,タブレット機のアップグレードや買い替え需要を満たすしっかりした市場の確保につながるとしている。

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