東芝は,15Mp/sの転送レートに対応した低消費電力の高速通信用フォトカプラ「TLP2361」と「TLP2161」を製品化し,8月から量産を開始する。
この製品は同社独自の高出力赤外発光LEDを搭載したことで,低入力電流での駆動が可能となり,従来製品からスレッショルド入力電流を約54%低減した。また,新規LEDは高い周囲温度環境下でも安定した動作が可能なため,業界トップクラスの125°C温度保証を実現している。
さらに,Bi-CMOSプロセスの採用により,供給電流を1チャネルあたり1mA以下に抑え,従来製品と比較して「TLP2361」は約66%,「TLP2161」は約60%の供給電力を削減している。
「TLP2361」は小型のSO6パッケージで,沿面・空間距離5mm以上を保証し,海外安全規格(EN60747-5-5)の強化絶縁クラスに適合。「TLP2161」は2回路内蔵しており,「TLP2361」を2個使用した場合と比較して約40%の実装面積削減が可能となり,多チャンネルを必要とするセットの小型化や基板コストの低減に貢献する。
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