富士フイルム,DR方式移動型デジタルX線撮影装置を発売

富士フイルムは,必要な場所へ移動させてX線撮影ができる,移動型デジタルX線撮影装置「FUJIFILM DR CALNEO Go」(以下,「CALNEO Go」)を富士フイルムメディカルを通じて発売する」。

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医療現場では,入院患者のベッドサイドや,救急救命の現場,手術室,NICU(新生児集中治療室)などX線撮影装置が設置されていない場所でもX線撮影を行うケースが増えており,どのような場所でも高画質に撮影でき,撮影した画像をモニタですぐに確認できる移動型DRシステムへのニーズが高まっている。

「CALNEO Go」は,低線量での高画質撮影を実現するDR方式X線画像診断装置「CALNEO C」シリーズ各種が搭載可能な,制御ユニットやコンソールを機器本体に内蔵した移動型X線撮影装置。「CALNEO C」シリーズは,同社独自の「ISS方式」の間接変換型FPDを採用しており,X線量を低減しながら高画質画像が得られる。

「CALNEO Go」に搭載できる「CALNEO C」シリーズのFPDは,一般的なサイズ(14×17インチ)に加え,体格の大きな被験者も効率よく一回で撮影できる幅広タイプ(17×17 インチ),小児の撮影や特定の部位の撮影に適した小型タイプ(24×30センチ)の3サイズをラインアップしており,使用目的に応じて選択できる。

「CALNEO Go」は,コンパクトでありながらX線の出力が32Kwと高出力なので,厚みがある腰椎側面や体格の大きな被験者の撮影でも鮮明な画像を得ることができる。また,パワーアシスト制御により,ハンドルを軽く押すだけで静かで軽快に移動できる。さらに,充電式のバッテリー駆動のため,病棟の回診だけでなく,災害現場などさまざまな場所へ簡単に持ち出すことができる。

また,コンソールと院内LANを無線接続することで,検査予約などができるオーダリングシステムやPACSなど院内のネットワークとも連携。回診中であっても,検査指示の取得や撮影した画像のPACSへの送信が可能となり,院内での情報伝達をスムーズに行なうことができる。

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