トプコン,シンガポール科学技術研究庁と眼疾患検出の共同研究室を設立

トプコンは,緑内障,近視,加齢黄斑変性など,シンガポールでの主要な眼疾患の検出精度を高める先進技術を開発するため,シンガポール科学技術研究庁のインフォコム研究所(I2R)と共同で、ATLANTIA(Advanced Technological Laboratory for A*STAR aNd Topcon’s Innovative Alliance)共同研究室を設立する。

この共同研究室は,トプコンの保有する先端計測技術およびデータマネージメント技術とI2Rの眼疾患自動検出ソフトウェア技術を融合し,眼疾患の検出精度の向上と検査時間短縮を目的とした自動検出技術を共同開発する。また,今回の共同研究により開発されたスクリーニング装置は,シンガポール国内で広く行われている眼科・眼鏡店での定期健診にも適用される技術と期待される。さらに,クラウドベースのデータ解析および管理システムを共同開発することで,革新的なソフトウェアとハードウェアの統合を強化し,シンガポール国内のみならず全世界に広く提供する。

ATLANTIA共同研究室では,世界で唯一の波長掃引型光源を用いた眼底検査装置であるSwept-Source OCT(波長掃引型光干渉断層計)を使用する。この眼底検査装置により,眼底の断層像から眼疾患の原因を特定できると予想される。また,I2Rの経験と専門知識を広く活用し,I2Rがこれまで開発してきたコンピュータ診断支援・スクリーニングプログラム類を用いて,主要な眼疾患の自動検出ソフトウェアの開発を目指す。

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