三井化学は,歯科材料事業の更なる拡大のため,CAD/CAMシステム並びに3Dプリンタを用いた入れ歯(以下「デンチャー」)の開発・製造・販売を行っている米国DENTCA社の発行済株式50.01%を6月20日に取得致した。
同社は,2011年度中期経営計画において景気変動の影響を受け難い事業の拡大を図るため ヘルスケア事業の拡大・成長を進め,本年4月にはグローバルに製造・販売ネットワークを持つドイツHeraeus社の歯科材料事業の買収を決定するなど,M&Aを含め積極的に展開している。
デンチャーの市場は,世界的な高齢化と新興国の所得上昇などを背景に,今後も拡大が予測される。同社はDENTCA社のCAD/CAMによるデンチャー設計技術と,同社の材料開発・加工技術を組み合わせた高機能デンチャーを開発し,グローバルにデンチャー事業の拡大を図る。
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