グローバル インフォメーションは,ElectroniCastが発行した報告書「LEDs Used in Biophotonic and Medical Devices: Global Market Forecast and Analysis 2012-2019 (バイオフォトニック・医療機器用LED:世界市場の予測・分析)」の販売を開始した。
同調査レポートによれば,バイオフォトニクスや医療科学デバイスに使用されるLEDは金額にして5倍にも及ぶ増加を遂げる見込み。
2012年のバイオフォトニクスデバイスおよび医療デバイス用のLEDに対する世界の支出総額は6450万米ドルだった。この支出額は今後26%の平均年率で拡大を続けると予測されており,2019年には3億2470万米ドルに達する見込み。尚,量的な拡大は著しいものの,平均価格の低下によって,総額としての伸びは若干打ち消される。
LED市場は用途別に次のような分野に分けることができる。
- 検知/検出および分析/監視
- 光治療/衛生/細胞再生/硬化
- 各種器具用光源および撮像
同レポートによると,2013年におけるバイオフォトニクスデバイスおよび医療科学デバイス用のパッケージ化LEDの世界の支出額のうち,検知/検出および分析/監視用途向けが60%以上を占めている。また光治療/衛生/細胞再生/硬化用のLEDがそれに次ぐものとなっている。エンドユーザ向けの各種器具用光源および撮像用途のLEDは27%という平均年率で成長を続けると予測されている。
LEDに関する市場データについては,次のように色別に分類することもできる。
- 赤
- 緑
- 青
- 白
- 多色/多チップ構成
- UVその他
2012年の医療用およびバイオフォトニクス用デバイス向けLEDの世界市場では,赤色LED (可視光の赤,赤外,および近赤外を含む)が50%の占有率を有していた。しかし2012年から2019年の間には他の色のLEDの方が金額的により急速な成長を示し,2019年には赤色LEDの市場シェアは大幅に低下することになると予測されている。
2013年の世界市場を見ると,アメリカ地域が40%を大きく超える市場占有率を有しているが,今後は欧州・中東・アフリカ地域ならびにアジア太平洋地域がより急速な拡大を遂げると予測されている。
ElectroniCast の分析では,世界の支出総額は2012年における6450万米ドルから,2019年には3億2470万米ドルに拡大するものと予測されている。
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