島津製作所,マイクロフォーカスX線透視装置を発売

島津製作所は,計測パラメータの自動設定や大型モニターの採用などにより,従来機種から操作性を向上させたマイクロフォーカスX線透視装置「SMX-1000 Plus/1000L Plus」を6月5日に発売する。価格は「SMX-1000 Plus」が1,680万円(税別),「SMX-1000L Plus」が2,100万円(税別)。

マイクロフォーカスX線透視装置は,発生点を非常に小さく絞ったX線を被検査物に透過させて透視画像を表示する装置で,非破壊検査機器の代表的な装置。電気電子業界の製造ライン等において,表面実装や製品の出荷前検査や,不良品の故障解析などに用いられている。

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従来機種の特長の1つである外観ナビゲーション機能を改良し,外観画像の撮影範囲を拡大した。従来は観察ステージの可動範囲である300×350mm(SMX-1000L Plusでは520×620mm)をカバーできておらず,可動範囲の周縁部に外観ナビゲーションで移動できない領域があったが,可動範囲全域を指定可能になった。

従来は手動設定が必要だったBGA計測と面積比率計測におけるパラメータ設定を自動化し,従来60秒程度かかっていた作業を1秒以内に完了する。また外観ナビゲーション機能も改良し,観察ステージの可動範囲全域を外観ナビゲーション機能で指定できるようになるなど,検査の効率化に貢献する。

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