日立GE,仏アレバ社の格納容器フィルタ・ベント装置技術を採用

日立GEニュークリア・エナジー(日立GE)と仏アレバは,原子力発電施設の安全性向上に向けた取り組みとして,日立GEが行なう日本国内の沸騰水型原子力発電所向けの格納容器フィルタ・ベント設備の設計・製作・設置に関して,アレバ の技術を採用するとともに,協力していくことで合意した。

格納容器フィルタ・ベント設備は,設計基準を大幅に超える事象などによって炉心に著しい損傷が発生した場合に,圧力上昇による原子炉格納容器の損傷を防ぐための設備。原子炉格納容器内の蒸気を大気に放出する際に,フィルタ機能を有する水の入ったタンクに蒸気を通すことで,粒子状の放射性物質を除去する。

この設備は,欧州の多くの原子力発電所において安全性,信頼性を向上させるシステムの一つとして導入されており,アレバは海外で50基以上の設置実績を有する。

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