島津製作所は,2方向から同時に観察が可能なCアームに12インチ角サイズフラットパネルディテクタ(FPD)を搭載したバイプレーン血管撮影システム「Trinias(トリニアス) B12 package」を発売する。また同シリーズのオプションとして,血管内治療(インターベンション)に必要な画像情報を自由にレイアウトして表示することができる56インチ高精細液晶カラーディスプレイ「SMART Display」を同時発売する。価格は4億5,000万円~。
「Trinias B12 package」は独自の画像処理エンジンにより,従来に比べてノイズを20%抑えつつ,治療用デバイスの視認性を向上させた。また,バイプレーン時でも15°/sの高速ポジショニングを実現するとともに,シングルプレーン⇔バイプレーンの切替も素早く行なえる。さらに,X 線管球の左右位置をワンボタンで切替可能にし,特定部位への集中的なX 線被ばくを緩和するLL⇔RL機能をはじめとしてシステム全体で7つの被ばく低減機構を搭載した。
「SMART Display」は多数ある画像情報を,56インチ高精細カラーLCDに統合し,タッチパネルで術者が容易にレイアウト選択できるシステム。表示したい画像を単に均等に割り当てるだけでなく,検査・手技に応じて,透視画像をクローズアップしたレイアウトやロードマップをクローズアップしたレイアウトなど自由にカスタマイズしたレイアウトを選択できる。
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