米国ロッキード・マーチン社はレーザを用いた防空システム「Area Defense Anti-Munitions(ADAM)」のデモンストレーションにおいて,飛行するカッサムロケット(パレスチナ武装組織がイスラエル攻撃に用いる小型ロケット弾)を模した標的を撃墜することに成功した。
ADAMは10kWのファイバレーザを用いて2km先の目標を破壊するように設計されており,5km以上離れた追尾が可能。緊急かつ必要なパフォーマンスを提供するため,レーザ制御アーキテクチャとソフトウェアは商用ハードウェアコンポーネントの設計に基づいたものとなっている。システムはコンテナに積載されており,トレーラーでけん引して運用する。
ADAMについて同社は「コスト的に優れると共に,事実上無制限の弾丸を持つこととなり,撃墜時の巻き添え被害も最小限に留められるシステムだ」と評している。
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