集光型太陽光発電システムの設計・製造をする米アモニクスは,モジュールにおいて変換効率36.2%を記録したと発表した。直達日照強度は876 W/m2,気温16°C,瞬間風速 1 m/sの条件下で,2012年5月に同社が記録していた34.2%のピーク効率を上回った。
試験期間全体については,同社のモジュールは国立再生可能エネルギー研究所(NREL)から屋外定格効率34.9%の評価を得た。これは新たな世界記録となるもの。この記録は集光型太陽光発電の国際的な標準運転条件に従って900 W/m2,気温20°C,風速2m/sで達成されたものであり,やはりアモニクスが2012年5月に打ち立てたこれまでの記録である33.5%の定格効率を上回った。
このモジュールには,4月24日にシャープが更新するまでセルにおいて最高変換効率を誇ったボーイング・スペクトロラボ製の40%(集光時)の高効率太陽電池セルとアモニクスの集光型太陽電池技術が使用されている。
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