ローム,バッテリーレス・ワイヤレス無線通信を実現する製品の販売開始

ロームは,エネルギーハーベストを使用したバッテリーレス・ワイヤレス無線通信を実現する「EnOcean」製品の販売を4月18日より開始した。同社は次世代無線通信規格推進団体「EnOcean Alliance」の主幹メンバーであるプロモーターに就任しており,バッテリー不要,メンテナンス不要の技術を,省エネビル向けの国際標準化することに注力している。

今回,販売を行なうのは,スイッチモジュールやマグネットコンタクトモジュール,温度センサモジュール,開発キットなど8製品。例えばスイッチモジュールは,スイッチングで発電し,信号を無線送信する。また,温度センサモジュールは屋内の微弱な光で発電し,内蔵の温度センサより得た情報を無線で送信するなど,いずれもバッテリーレスで動作する。

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同社は,電源不要,配線不要,メンテナンス不要を特徴とするEnOceanの無線通信技術は,BEMS/HEMS市場に限らず,インフラ管理,物流,ヘルスケア等に関する情報交換を無線ネットワーク上で展開するセンサネットワークの市場に新しい機会をもたらす可能性を秘めていると考え,EnOcean Allianceのプロモーターの立場で他のメンバー各社と緊密に協力するとともに,バッテリーレス・ワイヤレスセンサネットワークの発展・拡大に取り組んでいく。

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