三菱電機は,国内住宅用太陽光発電システムの2013年度の新商品として,屋根への設置容量を増加できる単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール「マルチルーフ」を高出力化した新モデル(全12機種)を6月20日に発売する。
セル表面のグリッド電極を細線化することで受光面積を拡大し,さらにセル表面の不純物濃度を抑えて電極への電子の移動をスムーズにすることで,セル一枚あたりの出力を向上した。さらに,太陽電池モジュールに使用するガラスの特性を最適化し,発電に寄与する600~700nm 近辺の光をより多く透過させることで,モジュールの大きさはそのままに,全てのモデルを高出力化した。変換効率はモデルにより17.6~18.4%。
同社では独自の「プラストレランス基準」に基づいて工場出荷時のモジュール出力を管理おり,モジュール内に使用する一枚一枚のセル特性を検査,均一化することで,モジュール全体の出力ロスを抑制し,公称最大出力値以上の発電量を確保。さらに,業界で一般的な保証期間の2 倍となる「モジュール出力20 年保証」を実現している。
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