トプコン,堀場製作所へ電子ビーム技術を譲渡

トプコンと堀場製作所は,トプコンの複合型電子顕微鏡に関する電子ビーム技術を堀場製作所に譲渡することで合意,3月29日に譲渡を完了した。

トプコンは複合型電子顕微鏡事業として,主に半導体分野や民生機器・産業機器の分野において,半導体表面やウィルス・細菌など微小な物体を,電子ビームを照射することで可視化する製品群を提供してきたが,関連する市場の環境が先行き不透明なため,当該事業に関わるIP資産の売却を検討していた。

一方,堀場製作所は,紫外線から赤外線までを用いて,工業製品に含まれる元素の分析やナノ材料やバイオマテリアル分野で原材料となる粒子の解析などの分析計測技術を提供しているが,理科学分析分野の新製品開発に向けた補完技術として,電子ビーム技術の獲得を検討してきた。

なお,トプコンが販売してきました電子顕微鏡の保守サービスにつきましては,引き続きトプコンにて継続する。

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