キヤノン,X線自動検出機能を搭載したDR方式のワイヤレスX線デジタル撮影装置を発売

キヤノンは,X線を蛍光体部分で可視光に変え,その光を大型平面センサで直接ピックアップして画像化する方式であるDR(Digital Radiography)方式のワイヤレスX線デジタル撮影装置の新製品として,「デジタルラジオグラフィ CXDI-701C Wireless」など4機種を5月上旬より順次発売する。価格は1,600万円~2,100万円。

新製品はX線自動検出機能を搭載し,X線デジタル撮影装置がX線の照射を自動的に検出するので,X線発生装置と同期信号のやりとりが不要になる。これにより,撮影に必要な機器の数が減るので,より自由な場所での撮影を実現するとともに,設備の投資を抑えることが可能になる。既存のX線システムに大幅に手を加えることなく,このX線デジタル撮影装置を組み入れることができる。

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従来のフィルム方式やデジタルのCR方式と比較し,このDR方式は圧倒的に撮影画像の表示スピードが速いため,今後はデジタル化,その中でもDR化が加速度的に進むと同社は予測している。

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